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海燕社の小さな映画会2018/6月会

 

「海燕社の小さな映画会」 2018年6月/June


作  品 『老いる 5人の記録』(58分)『ふじ学徒隊』(48分)

日  時 2018/6/16(土)

場  所 沖縄県立博物館・美術館 講堂 (3F)

時  間 17:15開場、17:40開始 (19:45終了)
     ※途中入退場はできません。

料  金 1,000円(要予約)
    ※先着順、定員に達し次第、締め切らせていただきます。
    ※中学生以下、大人同伴につき1名無料 

電  話 098-850-8485(海燕社/カイエンシャ)

『老いる 5人の記録』
(監督:小泉修吉/カラー/58分/1979年/グループ現代作品)

佐久総合病院の協力の元、長野県佐久地方で生活する五人の老人たちの日常を、極力、人為的な手法を排除し、音楽もナレーションもなくただ記録することを主眼として制作、結果として、“老いを生きる”ことが生々しく浮き彫りになった作品。1977年の晩秋と、1978年の早春に私たちは、長野県佐久地方の農村地帯を取材する機会を得た。その際保健婦さんや、ヘルパーの方々の力ぞえもあって、たまたま何人かの心にのこる老人たちに出会うことができた。短い期間のつきあいであったが、その間にカメラとマイクで記録した老人たちの暮しを、まとめてみたのがこのフィルムである。


『ふじ学徒隊』
(監督:野村岳也/カラー/48分/2012年/海燕社作品)

沖縄戦で動員された女子学徒隊は10校およそ500人。激戦の本島南部では、ほとんどの学徒隊が半数近くの戦死者を出した。そんな中、わずか3名の戦死者にとどまったのがふじ学徒隊。それはなぜか…。1941年、ヘチマ襟の制服を着た積徳高等女学校の1年生の写真がある。彼女たちは、一度も憧れのセーラー服を着ることなく、三年後、ふじ学徒隊となり、戦場に送り込まれる。大勢の傷病兵が送りこまれ、凄絶な治療看護活動が続いた。戦況が悪化した二ヵ月後、糸満の糸洲壕へ後退する。その一カ月後、解散命令が下り…。

海燕社の小さな映画会6月会フライヤー
http://www.kaiensha.jp/theater%20&%20gallery/Flyer_theater_180616.pdf

『ふじ学徒隊』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=eL5Dg0vvacs

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平和を祈って

「平和を祈って」
(積徳高等女学校昭和20年卒記念誌)上原利子、小波津照子、田崎芳子らが中心となって編集、1993年に出版された元学徒隊ら渾身の戦争体験集。この本が映画の基となった。